「冷え」についての疑問2


Q7 冷えは病気の原因になりますか?


A 冷えは万病のもと、体からの危険信号です

冷えを放置すると、酵素が活性化されず、各臓器の代謝が悪くなり、全身の臓器の機能低下が起きてしまいます。

そして、冷えて血流が悪くなることで、様々な機能障害が起き、脳や臓器の病気を引き起こすことがあります。

がんやうつ、不妊症なども冷えの原因の一つとなる可能性があります。

体は病気になる前(未病)に、頭痛や肩こり、だるさ、疲れ、めまい、動悸、ほてり、むくみ、関節痛、疲れ目、イライラ、不安感、不眠など危険信号を送ります。

冷えを解消することによってこうした未病のサインが消えれば、病気の予防につながります。


Q8 冷えが改善するとなにがいいの? 

A 温かい体を作るだけで病気と闘う力がUP!

冷えの改善イコール血流がよくなることです。

血液は各臓器や各器官へ酵素や栄養分などを運ぶ役割をしていますから、血流がよくなれば代謝がアップし、免疫が上がります。

生理学的にみると、体温が一度上がると、代謝は12~20%、免疫力は30%上がるといわれています。 つまり、体温が上がれば、病気になりにくく、太りにくい体になると考えられるのです。


Q9 冷え対策に効果的なポイントは? 

A 血流の多いところを重点的に温めて 

お腹まわりなど重要な臓器のあるところ、ふとももなど筋肉の多いところ、首、手首、足首など動脈や静脈のあるところなど、血流の多いところを温めると効果的です。 

また、東洋医学では昔から、足の内くるぶしから指4本分上のあるあたりにある「三陰交」のツボが冷えに効果があるとされています。

理想の体温は37℃?

生命を維持するのに重要な代謝は体温が高いほど活発で、効果的に行われますが、細胞の温度は42℃を超えると、体内の酵素系の障害が起こり始めます。 

約37℃なら、少々熱が出ても、生命が脅かされる42℃台には簡単に届かず、しかも酵素が活発に働く温度帯です。 

そのため37℃が十分に高い、ちょうどいい体温といえるのです


Q10 アルコールは冷えに効果あるの? 

A 飲みすぎはかえって体を冷やします 

アルコールを飲むと、トウガラシなどに含まれるカプサイシンと同様の働きで、少量で体が温かくなります。 けれどもそれは飲みすぎないことが条件です。 

少量なら良いのですが、アルコールを分解して体外に排出するのには水分が必要とされるため、十分に水を摂らないと血液が濃くなり血流が悪くなります。

また、水を大量にとるとむくんで冷えます。 ですから大量のアルコール摂取は逆に冷えにつながります。


Q11 薬は体を冷やすって本当? 

A 体を冷やす働きがあるものがほとんどです

西洋医学の治療、特に薬による治療では、症状をとることが主な目的なため、炎症を抑える=冷やす作用の薬が多くなります。 

発症しても発熱しているほうが経過が短くてすみますし、ましてや「風邪を引きそうだから」などと消炎剤の入った感冒薬を予防的に飲むなど、漫然と薬を飲むのは体を冷やすだけです。 

冷えを改善したいなら、やめたほうが賢明です。


いかがだったでしょうか?

身に覚えはありませんでしたか?

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