痛み止め
ロキソニンについて厚生労働省がある重大な副作用について公表したことをご存じですか?
今までも胃の粘膜や腎臓、肝臓に影響があることは知られていましたが、
今回発表された副作用とは・・・・
「腸閉塞」
です。
※腸閉塞・・・異物や炎症、腫瘍などにより腸管が塞がれた状態(機械的イレウス)、あるいは開腹手術などで腸管が麻痺(まひ)(拡張)して腸の蠕動運動が障害された状態(麻痺性イレウス)を指します。
ロキソニンといえば、比較的簡単に処方してくれることもあり、最近では薬局やドラッグストアでも手に入りやすくなりましたね。
ロキソニンといえば最近こんなやり取りがありました。
・・・
とあるスポーツクラブに通う女性とのやりとりです。
その方は子育てが一段落したのでスポーツクラブを始めたところ、運動しだすと楽しくなってしまい、ついついやり過ぎてしまって足腰の疲労や痛みが出てしまう、と以前からお話しされていました。
ところが、ある時からあまりそのようなことを口に出さなくなったので、
「 最近調子良さそうですね? 」
と聞いてみたところ、
「 友達に良く効くシップをわけてもらうようになって、それをて貼ったら痛みがすぐ取れるのよ~ 」
とのことでした。
僕はそれを聞いてすぐにピンと来ました。
シップを貼ってすぐに痛みが取れるなんてことはあり得ないからです。
そのシップの名前を聞いて・・
「 あぁ、やっぱり・・・ 」
ロキソニンテープでした。
「これはただのシップではなく痛み止めなので、疲労が取れるんじゃなくて痛みを感じにくくしているだけですよ。用法、用量を守らないと皮膚や内臓に副作用が出ることもありますよ。 」
そのように伝えると
「えぇっ?シップなんてみんな同じだと思ってたのに実は違うんですね! 」
と驚かれていました。
・・・
ふーん。
と思いました?
だとしたらそれは危ないですよ。
僕が心配なことがあります。
それは痛み止めに対する危機感の欠如です。
痛みどめの副作用というものを甘く見すぎています。
ちょっと疲れた、痛みがある程度で安易に痛み止めを使うことは・・・
極端な話、以前は合法だった覚せい剤のヒロポンを疲労回復に使っていた時代と同じような構造です。
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