ひざ痛で安静にするとき、動かすべきとき
❚ なぜひざ痛は安静にしすぎるとよくないのか
膝の痛みの改善に「安静」は必ずしもいいことではありません。
急に痛みが出て、腫れなどがある場合は安静が必要です。
よく痛みのある人に「安静にしましょう」という先生は多いですが、確かに安静にして動かさなければ膝の痛みは落ち着きます。
ただし!
また膝に負担のかかる動きをすれば同じように症状は出できます。
人は常に重力のかかった状態で歩いたり、立ったり、しゃがんだり、階段の昇り降りをしたりして生活をします。
そういった動きの中で、膝の関節にストレスがかかるわけです。
その時にストレスに負けて膝の痛みが出てきてしまいます。
膝の痛みが出てくるときというのは関節のねじれた状態になっていたり、
O脚やX脚になって膝にストレスがかかっている状態です。
なので安静にしているだけではこれらのストレスに耐えうるだけの体は作れないわけです。
それに耐えるためには動かして関節を安定させるための筋肉をつける必要があるんですね。
これができてないと、また日常生活の関節がねじれたりして、痛みが出てきます。
なので安静にさせるというのは膝の痛みを改善させるという意味では、ナンセンスということ。
動かすという手段を取ったほうが、痛みの改善も早く行われていきますので、正しい知識を身に着けていきましょう。
❚ 立ち上がるとき膝が痛いときはここを見る
立ち上がるときに、膝が痛くなる人の特徴の一つは、 膝周りの筋肉を普段から使いすぎているからです。
こういう方は股関節周りの筋肉がほとんど使われていない状況にあります。
その結果、膝周りの筋肉を使って体を支えようとするので、 膝に痛みが起きてしまうのです。
なので立ち上がるときに膝が痛い人は膝ばかりの動きだけでなく、
股関節の可動域も確認してもらえるとトレーニングやストレッチも効果的に
できるとおもいます。
❚ 寝てるとうずく膝の痛みと改善方法
まずうずくというのは膝に炎症があるサインと認識してください。
なので痛い動きをすれば炎症が強くなってその痛みは悪化していきます。
ではどのように炎症を抑えていくのか?
それは痛くない動きで筋肉を使うことです。
膝の痛い人の根底には、必ず筋力低下があります。
なのでその弱くなっている筋肉に力を入れていくことが 硬くなった筋肉を緩めて、関節の動きがよくなり負担が減り、 炎症が取れやすくなるのです 。
例えばどのようにしていくかというと、 座った状態で内腿の間でボールを挟み、 10秒だけ押し続けるというものを数セット行うだけでも負担は減っていきます。
うずくほど痛いときにやってはいけないのは、
無理に動かしたり痛いことを継続的にすることです。
痛みをともなわなければ動いても大丈夫です。
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