自律神経中枢の疲れ
❚ 運動で疲れるのは筋肉ではなく生体活動を調整する「自律神経」も
運動による「肉体疲労」や、デスクワークによる「頭の疲れ」。
実はどちらの疲れも仕組みは同じで、その原因は脳内の「自律神経中枢」にあります。
自律神経は、呼吸や体温、心拍など、ほぼすべての整体活動を調整する神経です。
心身を活動しやする「交感神経」と休憩しやすくする「副交感神経」があり、状況に応じでバランスがとられます。
運動後に疲れを感じるのは運動によって変化する心拍数や呼吸数、体温などを調整するために働く「自律神経中枢」の疲労によるものが考えられます。
一方デスクワークの疲れは主に目の疲れとして現れますが、これも自律神経中枢の疲労によるものも考えられます。
自律神経は目のピント調整も担っており、人間の体には、パソコンの画面や書類など「近くのものを」見るときは「副交感神経」が優位になる仕組みがあります。
ところが、実際のデスクワーク中はむしろ緊張しがちで「交感神経」が優位になる状態です。
ここで自律神経の働きに矛盾が生じ、自律神経を疲れさせてしますのです。
疲労の原因は、「活性酸素」
自律神経が働くと、その細胞内で酸素が大量に消費され、活性酸素が発生します。
その活性酸素が細胞をさびつかせ、傷ついた状態にし、機能を減退させます。
自律神経の疲れは自覚しにくく、蓄積されやすいのが特徴です。
その結果、漠然とした疲労感や意欲減退などの不調として現れます。
作業を続けていると「飽きる」ことがありますが、これは最初の「脳疲労」のサインです。
これを超えると「作業効率が落ちる」ようになり「眠くなる」のです。
脳疲労のサインを無視し続けると、視野が狭くなり、大きなミスを起こす危険性があります。
最初のサインを感じたら休憩を取りましょう。
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