変形の起こり方
軟骨がすり減り、骨と骨がぶつかることで痛みが現れます。
女性はもともと関節を支える靭帯が柔らかく、さらに加齢に伴って徐々に緩んでいきます。
そこに軟骨のすり減りが生じることによって関節がずれやすくなると考えられています。
ヘバーデン結節(指先から数えて一番目の関節(第二関節))とプシャール結節(指先から数えて二番目の関節(第二関節))
関節の骨と骨の間には隙間があり、そこにクッションの役割を果たす軟骨があります。
靭帯が骨と骨を正しい位置に維持しているため関節はスムーズに動きます。
ところが軟骨がすり減って骨同士の隙間が狭くなると、骨と骨がこすれ合います。
これがヘバーデン結節とブシャール結節の初期の段階です。
さらに進行して軟骨のすり減りが進むと関節の骨同士が直接ぶつかるようになります。
するとその衝撃を和らげるために衝突面積を広げようと骨が増殖してきます。
そして、関節の周囲に「骨棘」という棘のようなものができて関節が変形していきます。
このような状態になると関節を支える靭帯も相対的に緩み、関節の動きにも異常が起こります。
それによりさらに関節の変形がひどくなるという悪循環に陥ります。
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