体をゆがめる姿勢習慣を正す①
体がゆがむのはその人の生活習慣によるものが多いです。
ここでは日常のちょっとしたことを改善することで肩こり、腰痛の改善が見られたので参考にしてみてください。
❚ ソファーの座るときの注意点
ソファーに長時間座っていて腰が痛くなる人が大勢います。
ソファーの座面が柔らかいものは特に深く沈み込むぶん、背中が丸まり腰に負担がかかるためです。
さらに沈み込むことで体勢が変えにくくなって、同じところに負担がかかり続けるからです。
・対策
腰痛の人は15分程度の使用にとどめる。
腰にクッションを当て、座ったら一度骨盤を立たせるために股関節からお辞儀をし、そして戻すようにする。
すると股関節と骨盤が90度に近づき、腰の筋肉への負担が軽減できます。
❚ 床に座るときの注意点
フローリング、畳、カーペットなど、床に直接腰を下ろし方も多いと多いと思います。
実は、あぐら、体育座り、両足を伸ばして座る長座などは、すべて背中が丸まる傾向にあります。
その理由は足を前に出すことで骨盤が後ろに傾くからです。
骨盤が後ろに傾くと骨盤の上に乗っている背骨は必ず丸まるからです。
ちなみに理想的なS字の湾曲を保ったまま座れるのが正座です。
さらに、横座りや、片腕をついて座るような姿勢は背骨を左右にゆがめてしまいます。
・対策
正座とあぐらなどを交互に行い腰への負担を減らすようにする
❚ 脚を組むときの注意点
ずっと脚を組み続けて座る人は絶対に姿勢はよくならないと思います。
脚を組むことの問題は3つあります。
- 必ず猫背になってしまう
- 背骨と骨盤の左右のバランスが崩れる
- 非常に癖になりやすい ということです
・対策
あまり脚を組むことはお勧めしませんが、組むときは左右両方組めるようにし、できるだけ組み続けないようにする。
片方の脚が組みにくくなっているときは骨盤がゆがんでいると考えてください。
❚ テレビを見るときの注意点
家でテレビを見る際に、テレビの位置はからだの正面にありますか?
一人暮らしの人は正面で見れますが、実家で食事をしながらテレビを見る場合、横一列に並ばない限り、誰かが斜めの位置からテレビを見ることになります。
パソコンのモニター、キーボードは正面にありますか?
多くの方は正面にあると思いますが、書類などを書くスペースを確保するためにキーボードを斜めに置いたり、数台のモニターを見るために、モニターが正面になっている方もいます。
テレビやパソコンが正面にないということは、必ずからだを左右どちらかにひねることになります。
これが数年続くと、その体制がからだに染みついてきます。
まっすぐ立っているつもりなのにからだがねじれてくるのです。
・対策
座る位置を定期的に変えて、同じ側にからだをひねらないようにする。
パソコンは極力正面で扱う。
❚ 文章を書く時の注意点
字を書くとき、用紙を斜めにして書く方が非常に多く見えます。
これもつい無意識でやっているはずです。
斜めになった用紙にからだを合わせることになるので、からだをねじったり、からだを傾けたる癖がついてきます。
・対策
意識的にノートは用紙をまっすぐにする
※用紙を斜めにしないと書けない人は体のゆがみがかなりある可能性があります。
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