体をゆがめる姿勢習慣を正す②
❚ お尻のポケットに財布を入れる
お尻のポケットに財布を入れることでよくない点が2つあります。
一つは座ったときにお尻に段差が生じることです。
財布などを入れたお尻側だけ、その厚みの分だけ骨盤が下から突き上げられることになります。
これで骨盤がゆがまないわけがありません。
もう一つは、神経を刺激することです。
お尻のポケットに入れたものが、歩くたびにわずかな刺激を与えることになります。
一回一回はわずかでも、それが続くことで神経が過敏になります。
特に財布を入れている側の足に座骨神経痛がある方は、即刻辞めるべき習慣です。
・対策
上着のポケットに入れる、バッグに入れる、前ポケットに入れる
❚ 高すぎる枕を使う時の注意点
高い枕を使うと、仰向けに寝た時に、首の付け根あたりで強制的に猫背を作ってしまいます。
つまり、猫背がひどくなります。
人間は仰向けに寝た時に、背骨が伸びようとしてくれます。
ところが。高い枕をすることで、背骨が伸びるチャンスを自ら捨てていることになります。
・対策
横になる場合は首をゆがめない程度の高さのクッションを使い、横寝を交互にする。
❚ うつ伏せで読書するなどの注意点
うつ伏せになって本や雑誌、テレビなどを見るとよくない点が2つあります。
一つは腰が過度に反ってしまうことです。
頭を高く持ち上げようとすればするほど腰を強く反ることになるので、特に腹猫背の人にはお勧めできません。
次に首、肩、背中への負担が増すことです。
体重の10パーセントもある頭を、首と肩と背中の筋肉で支えることになるので、その部分のコリが直結するからです。
・対策
寝て見るなら首がゆがまない程度の高さのクッションを使い、横向きになり左右交互に見ることをお勧めします。
❚ ハイヒールを履くときの注意点
ハイヒールに注意が必要でヒールの高さの分だけかかとが持ち上がるので、からだは前傾しようとします。
そこでバランスを取るために、膝を曲げたり、お腹を突き出したりという不自然な格好になります。 特に、お腹を突き出して腹猫背ぎみになると、バランスを取るために首猫背や背中猫背になりやすくなるので注意が必要です。
・対策
ハイヒールを履いている時こそ膝を伸ばして歩くように心がける。
お腹を突き出さないようにする。
❚ 寝返りについての注意点
寝返りをうたないということは、同じ姿勢を長時間続けることになります。
一見、寝相がいいのは良いことのように思えますが、違います。
同じ姿勢で寝続けると、からだの同じ場所に体重がかかり続けることになります。
つまり圧迫させるわけです。
するとその部分が軽い「床ずれ」の状態になり、血行が悪くなってしまうのです。
首の付け根の痛みや四十肩・五十肩などの肩の痛みがある方はこのような癖があります。
ご注意ください。
・対策
大きな布団を使用する。
または一人で寝るなどの寝返りを打てる環境を作る。
※動物と一緒に寝ていて寝返りがうちにくい方もいらっしゃるのそのあたりも気を付けるといいと思います。
0コメント